。+:*○  tone poem -音が奏でる恋の詩-*4*

咲川 凛  2006-06-19投稿
閲覧数[401] 良い投票[0] 悪い投票[0]

中途半端な恋だったけれど、きちんとけじめはついた。
もう、なんだか恋愛感情はない。
けれど、こんな形で一緒なんて…。
「じゃぁ、班を変えて、明日からこの班ですよ〜」
えぇ?って、もう、ホームルームが終わっていた。
明日から、この班かぁ…。
「井上??」
突然後ろからやさしい声がひびてきた。
「あのさ、ちょっと話があるんだけど…。いい?」
「あ、別にいいよ。」
勇介に呼ばれると、教室の端の窓側に行った。
「あのさ…。」
「?」
これって…。もしかし…て…?
って、なわけないか。
「…あんま、話したことないよな」
「あ〜確かに!!でも、初めてだよね〜席近くなったの!」
「前にも班は一緒だったけどな〜」
「ってか、頭よすぎるから〜塾行ってんの?」
「行ってないよ。通信ゼミ。」
「え?!そうなの?うちもだよ〜」
「え?そうだったんだぁ!!」
「ってか、サッカーもやってるよね」
「あ、井上いるね!!弟、サッカーやってんじゃん!!」
「あたし、あそこの高校で新体操もやってるんだよ。」
「へぇ〜そうだったんだぁ!!」
なんだか、話がすっごく弾んだ。
ほかにも、兄弟が妹がいて、家が私の家に近くって…。
期待してたのとは…違かったけど、すっごく、楽しかった。
その日、家に帰ったら、今日話したことで頭がいっぱいで、もうなにやっても考えてばっかり…。
明日が楽しみだなぁ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 咲川 凛 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ