「大丈夫?顔色悪いよ??」
友達のみさの声で、ふと我に返る。
「平気(^^ゞ」
先輩と兄は
そんなに仲良しだったのか。
まさか、兄が死ぬ前日の家出のコトも知っているんじゃ…
頭の中でたくさんのコトを考えた。
ふと思ったコト。
"ゆうじ"という、名前。
「もしかして先輩の名前ってゆうじ!?」
「え?そうだけど〜?」
兄がよく話した名前。
それが"ゆうじ"だった…
きっと先輩は兄の死の真相を知っているかもしれない。
私は勇気を振り絞り、昼休み先輩のもとへ行くコトにした。