スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 13話No.3

恋空  2008-12-01投稿
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いずみ『アラタ、今は何言っても…。』


病気だと思った。

沢渡えりかは普通じゃなく、神経がおかしくなっている。


アラタ『事実を知った方がコイツの為になるんじゃ…。』


私は首を横に振った。


いずみ『今は事実を話しても、事が悪化するだけだと思う。』


別れを受け入れていないのだから今は何を言っても無駄だ。


沢渡『アラタ、いい加減そのずーずーしい女追い出して!』


アラタは、電話し始めた…。



アラタ『ご無沙汰です。アラタです。
えりかさんがうちへ来てるので迎えに来てもらえますか?』


おそらく、えりかさんのマネージャーだろう。アラタは事情を話して電話を切った。


沢渡えりかは知らんぷりでタバコを吹かしている。



アラタ『お前っ!』


私は怒るアラタを止めた。また首を横に振る。


いずみ『怒ってもきっと無駄だよ。
このまま迎えが来るのを私が待つからアラタは仕事へ向かって。』


アラタ『いずみ一人を置いていけないよ。さっきの言葉聞いただろ?
俺の事は気にしないでいいから。』


沢渡『ねー、飲み物ちょうだい。』


アラタは呆れ顔で


アラタ『何にする?』


沢渡『炭酸系でお願い。』


いずみ『私、帰ります。』


沢渡『まだいたの?』


いずみ『それじゃあ…。』


アラタ『いいよ。ここにいろよ!』


私は焦っているアラタに小声でささやいた。


いずみ『車のキー貸して。
車にいるから。えりかさん帰ったら電話してね!』


アラタ『わかった。すぐ連絡するから必ず鍵かけて車内にいろよ。』


アラタは私を抱きしめた。



それから30分くらいだろうか…


私は後部座席を倒し横になって寝てしまった。


アラタ『いずみ。』


目の前にはアラタがいた。


いずみ『えりかさんは?』


アラタ『マネージャーが連れて帰ったよ。合い鍵はスペアを作って持ってたらしい。
本当に嫌な思いさせてごめんな。』

続く…。 13話No.3



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