｢これからこの世界で戦争が始まる！！｣
戦争？
何をめぐって？
｢戦争って…なんでよ？｣
｢お前本当に鈍いな。やっぱあの人だ｣
｢だって…突然そんなこと言われたりしたらっ！それにあの人って誰よ！？｣
｢説明する。俺は未来のお前の孫だ。そしてその指輪をこの世界に送ったのも、俺にお前の手助けをしろと今に送ったのも未来のお前だ｣
｢じゃあ、まさか戦争の原因はこの指輪！？｣
｢その通りだ。その指輪には世界を動かすチカラがある。未来のお前にも今のお前にもその指輪が渡ったのはなにかお前に守るべき使命があったからだろう。ただ、未来のお前は相当な婆ちゃんだ。だから過去の…つまり今のお前に指輪を転送した｣
｢……未来ってすごいのね｣
｢まーな｣
｢…つまり未来のあたしは指輪を過去のあたしに転送して逃げたってこと！？｣
｢まぁそうなる。恨むなら自分を恨め。だけどお前はそんなことしてる余裕はない。指輪の持ち主を標的として世界が動くだろう。さっきの人工型機械兵器は今のところこの世界に５０体程度が転送されて来ている。早いところ阻止しなければどんどんと未来から転送されてきてこの世界は破滅へと向かう！｣
｢それをあたしが…阻止するの？｣
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