僕は、凄くドキドキして
何を話していいか、分からなかった。
何か話さなきゃ…。
『ねぇー広瀬って付き合った事ないの?』
『ないよ』
『やっぱりね』
悲しいけど反論出来ない自分が情けない。
『宮本さんはそれなりにあるの?』
『内緒!』
『広瀬さぁーなよなよ喋り、この合宿で直しなよ』
『僕じゃなく「俺」宮本さんじゃなく「みやもと」ね』
『う、うんじゃなくオォかな』
『それでいいじゃん』
僕達は、繁華街近くの大型スーパーへ行き、飲み物やお菓子、何故かバーベキューセットなど買った。結構な量だったが、宮本さん家へ送り届けてもらう事にした。