君に何かを持たせてあげたかった
私には何もなくて
わけもなく君が涙流しても
何もしてあげられなくて
何も与えられなくて
だから君には、
誇れる何かを持たせてあげたくて
君を一緒に探した
選べないだろうと心配したのに
君は立ち止まった
目を輝かして、
それを見つめる深いまなざし
確かなものを感じているようで
安心できた
君が大人になって
何かに迷っても
君が大人になって
寂しさに耐えられなくても
君にはあるよね
ずっと大切にできるもの
今の君の輝く瞳
ずっと忘れないで
私は願った
夢が叶うようにと
強く
君が持つものが、
君と溶け合っていくことを
強く
願った