初めての恋…19

ひろ  2006-06-20投稿
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今日は行かなきゃっ。熱も下がったし…

佐藤が最後にお見舞いに来てくれてから、もう3日たっていた…。

アイスを持って来てくれてから一度も来てくれなかった。
「愛さんと上手く行ってるって事なのかな?」
私は苦笑いをしながら呟く…



「真紀ぃ〜☆」
大学に行く道…
華菜が飛び付いてきた…
「ごめんねぇ。
私は華菜の頭を撫でながら言った。」

「もう具合い大丈夫?」
「うん♪」

「佐藤君も心配してたよ☆」

私の体がビクッとなる…

佐藤…

華菜が心配そうに顔を覗き込む…

「やっぱ、なんかあった?」

「あ、私、振られたんだ。
ねぇ、華菜?
私、彼氏欲しいかも…」

私があまりにもさっぱりと言うので華菜が反応に困ってる…

「佐藤君の事、忘れる為?」

「んん、違うかな。
また、人好きになってみたいから…
すぐには無理かもしれないけど、あんなに好きになった人が私の事好きになってくれたら、すごい幸せだろうなぁって思ったら…
また、恋してみたいって思ったの☆」

これが3日間悩んで出した答え…

佐藤が好き。
今はそれ以外の人は考えられないけど…
きっと忘れられる日がくる。
その為に出会いとかを大切にしたいって思ったんだ。

「じゃあさ、コンパとかは〜??」

「そうだねぇ、ちょっとならいいかもっ」

なんて事を話してるうちに大学に着いた…
私達はいつもの席に座る。

佐藤は……いた。

佐藤は私達を見るなり近寄って来る。

私は無理矢理、笑顔を作って挨拶した。
「おはよ♪復活したよ。お見舞いありがと」
「そっか…」
佐藤はホッとしているように見えた、…私には。

と、華菜が何かを思い付いたように言う
「ねぇ、さっきの話☆コンパって言ったら…やっぱ、しおちゃん達じゃない?
聞いてみようよ☆」

「えっ、うん。」
てか、何も佐藤がいる前で…

その、しおちゃんって言うのは毎週土曜日にコンパを開いてる
菊地詩織…
通称;しおちゃん

けっこう、レベルが高い男のこ達が来るみたいで大学の子達は、よく行ってるみたい。

…あれ?説明してる間に異変。
佐藤があれから一言も喋りません(^_^;)

華菜がニヤニヤして
「どうしたの?」と聞く。
佐藤は別にとだけ答えてフラフラと席に着く。
「ど、どうしたんだろ?佐藤」

華菜がやっぱりという顔で
「真紀、まだ諦めるのは早いかもよ?」

??さっぱり意味がわからない…

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