いずみ『もう大丈夫。
でも最初に、アラタの本命は私よってえりかさんが言った時、アラタの事を疑った自分がいて戸惑ったの。
私、アラタを100％信頼してないのかな。』
アラタ『いずみ、色々ありすぎてきちんとお前の気持ちに答えてやれなくてごめんな。
俺が全て悪いから…。』
いずみ『違うよ。私の問題。
色んな障害があって怖いの。アラタや大切な人たちを失いそうで。』
アラタ『大切な人たち？』
いずみ『もう２度と愛する人を失いたくない。同じ思いはしたくないの。
だから、アラタだけは私の側にずっといて。』
アラタ『俺は死なないよ。いずみに悲しい思いはさせないから。
俺はどんな事があってもずっと側にいるよ。』
私は、拓哉さんの時のように失うのを恐れていた。
トラウマだろうか…。
アラタは私を抱き寄せ優しくキスをした。
そして………
と思っていたらアラタの携帯が鳴った。
アラタ『ちっ！これからって時に…。』
シンさんだったらしく、アラタは慌てて仕事へ向かった。
私は部屋に戻った。
アラタが詳しい事はまた帰ったら話すって言ってたけど…。
しかし、すごい修羅場だった。
今度は何があるんだろう？
もうこれが最後であって欲しい。
これからも、私の回りの大切な人達が傷つくなら、私はアラタとの別れも考えざる負えなくなるだろう…。
正しく、沢渡えりかの件はこれだけでは終わらなかった。
続く…。 13話N.4完結。
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