ガチャッ
「美波ッ!!」
「玲奈〜?」
「早く出てッ!!」
バタンッ
ガチャッバタンッ
「はぁ〜」
「…うっ…」
……Σ(゜Д゜υ)
「泣かないでよ〜!」
「真哉のバカァ〜!!」
「…何て言われたの?」
「…メールが来て」
そう言って美波は、自分のカバンから携帯を取り出して、メールをあたしにみせた。
受信メール:真哉
件名:美波へ
――――――――
美波、おはよう♪
ずっと?出来なくて
ごめんな!!
俺はずっと仕事で
忙しくって
?出来なかったんだ。
でもそんなの
言い訳だよな。
俺は美波を
幸せに出来ない。
出来る自信がない。
絶対幸せにするからって言ったのは俺だ。
ごめんな?
今までありがとな。
幸せになれよ。
美波。愛してる。
――――――――
美波は泣いていた。
あたしも泣いていた。
「…真哉の仕事が忙しい事なんて知ってた。だからあたしもワガママなんて言えなかった。なのに…」
美波の頬は涙で濡れていた。
「幸せに出来ないなんて…言わないで欲しかったよ…」