キラキラ2

優汰  2008-12-06投稿
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「仕事帰りってやつよ。本社からここの支社に飛ばされちゃって…まだここには慣れてないんだよな。ところで青年、何か悩みごとがあったらお兄さんに話しとけ。どうせ電車もないし暇だから語ろうや」

なぜかこの男に興味が沸き、しばらくくだらない話しをした。


すごく面白い人だと思った。こんなにルックスがいいのに変わった人で、どこか惹かれるところがあった。

それからご飯をおごると空さんが言ったので、親に遅くなると電話をいれ、近くの焼肉屋にむかい5分程でついた。

「好きなだけ頼んでいいよ」

といいながらメニューを俺に渡した。

適当に頼んだあと、空さんに自分から話しかけてみた。

「空さんは生きる意味って考えたことある?」

恥ずかしさを隠すために、空さんの目を見ずに聞いた。

「生きる意味?」

と笑いながら言ったあと、恥ずかしげに目の前にある水を急いで飲みほした。

その仕草は、同性でさえもかわいらしく思わせるぐらいキラキラしていた。

「生きる意味ってなんだろ」

ふいに言葉が出てきた。

「きっと流輝にはまだ分からないよ」

クスクスと笑ってばーかと僕に言った。

「生きる意味」

それを僕に教えてくれたのは空さんだった。

次会えたら言おう。

生きる意味の答えを。

感謝の言葉と一緒に。

序章 完

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