私はずっと待ってる。
重たいやんな…
自分が1番わかってる。
ごめん…ごめん…ごめん
でもちゃんとふってほしかった。
大好きやった。
言わんかった私がわるいよな。
どこが好きって聞かれてもわからん。
随分勘違いしてたな…
アドレス消さな…
突然だった。
前からゆりには誰か紹介してとは言っていた。
でもルーズな性格なのであまり期待はしていなかった。
そのゆりから男の人を紹介したいとのことだった。
断る理由もないのでそれをうけた。
アドレスむこうにおくっとくから、とゆりは携帯をにぎった。
その帰り道いつもとは違う空がみえた。
どこからかドクドクという音が聞こえた。
実は異性とメールするのは初めてだった。
もちろん彼氏いない歴は18年だ。
こないだの受験より緊張する。
本当に気が小さいと思った。
たかがメールくらいで…
心で何度も唱えたが身体はゆうことをきかない。
塩をかけられたなめくじみたい。
考えれば考えるほど気が遠くなりそうだ。
ブーブー……
きたっ!
(ゆりからの紹介の山口久志やど
よろしくな(^O^))
絵文字のないシンプルなメールだった。
私は慌ててメールを返した。
(はじめまして!
和泉由紀子です
ゆきって呼んでくださいなんてよんだらいいですか?)
年上だと聞いていて武道をしていた私はどうも敬語になってしまった。
(なんでもいいよ
ゆりと同じ学校やんな?)
向こうは緊張していないのだろうか…
メールのやり取りは思ったよりも楽しかった。
話題は尽きなかった。
今日はいつもよりつかれた…気がする
H.20.10.28