二人はアクセル全開で、車を走らせた!
ゆり『絶対に負けないんだから!』
智弘『俺だって負けない』
意外と、この二人はカートレースゲームが得意らしく急カーブをドリフトした!!!
キューッッ
ゆり『智弘クンは勝ったら、言う事なにさせるつもり?』
智弘『まぁなんつうか・・・おっ一周目は俺がリード!!後二周!』
ゆり『くっそう!!なかなかやるじゃない!!』
智弘『ゆりこそ言う事なんにするんだよ!!』
キューッッ!!
ゆり『くっ!うまいな!さては得意分野で勝負挑んだな!』
智弘『後一周。。今頃気付いても、もう遅い!ラストスパートだ!この勝負貰った!』
キューッッ!!
智弘『あのカーブを曲がれば勝ちだな』
=ヤバイヤバイ負けたくない=
ゆり『とっ智弘クン勝ったら言うことって何?』
智弘クンは勝利を確信し、私に笑みを浮かべこう言った!!
智弘『すぐに解るさ!!』
わたしは・・・目を細めて智弘クンに言った・・・わたしは勝利するために手段を選ばない!!私はモードを小悪魔モードに変えた!
ゆり『智弘クン。エッチな事でしょ?』
キューッッ!!キューッッキュッキャッ
ドガーーーーン!!
智弘クンはプルプルしていた・・・
小悪魔は笑った!!
ゆり『小悪魔完全勝利!!!!!』
智弘『まっ負けたのか・・・』
私は智弘クンに指さして目を細めて言い放った!!
ゆり『スケベ!!』
智弘クンは言葉も出ない・・・
アハッハァハ!!二人は笑った。腹の底から笑った!!
この空間だけさえあれば、私は幸せな気すらする。
ゆり『智弘クン私の願いきいてくれる?』
智弘『うん。』
少しばかり緊張感の空気が漂った
ゆり『智弘クン私を智弘クンの彼女にしてください・・・ダメ?』
智弘『・・・・・・こんな。こんな僕で良ければ、よろしくお願いします』
こうして私達は付き合い、そして今私は初めて、ラブホテルの前に立っていた・・・・・・ドキドキの感覚が止まらない・・・
しかし私のバックの中ではマナーモードにしていた携帯の着信履歴が、回数を重ね続けていた事を、私達はまだ知らない・・・・・・