「華…ぁいし…て…るょ…」
ピーーーー…
『嘘…拓ッ!!?何やってんの!!?ねェ!!目ェ開けてよぉ…』
何時も拓の体を揺すった。でも拓は目を開けてはくれなかった。。
『拓ーーーーッ!!!!』
【初恋】
『拓…』
今日は拓の命日。
拓が亡くなってもう一年…
あたしの傷は…
まだ癒えてない。
「華ッ!!?行くよ。」
親友の千晶に言われてふと我に帰る。
『ごめん!!』
あたしはその場から走って千晶の元へ向かった。
今日はクリスマス。
普通なら,恋人達が街に賑わっている。その中にあたしと拓もいるはずだった。
一週間前カラプレゼント何しようか決めて…
当日は,二人でてを繋いでクリスマスツリーを見るはずだった。
『ごめん…ごめんね…あたしが拓に言わなきゃこんな風になってなかったのかな…ぅう…ふぇ…』
あの時の事を考えると涙が溢れて…
ろくに夜も眠れない…