僕は何のために…?
何で今ここにいるんだろ?
空が青くても僕には真っ黒にしか見えない…
僕は12歳。中学1年生。
野球をやりたくて受験した。
入学した時は友達もいなかった。でも、彼がいた。
宮下康平―彼も野球がしたくて入学したらしい。
僕らの出会いは運命だったと思う。
僕が野球部に入部した時、康平が「おーい、同じクラスだろ?名前は?」
「来夢、豊田来夢だ」
「来夢かぁ、いい名前じゃん」
この会話がきっかけで僕らは仲良くなった。
―次の日、
「おい、来夢。こっちだよ。こっち来な」
康平の声が来た方を見ると何人も人が集まってた。僕も入っていった…が話が合わない。
でも僕らは仲のいい友達だった。