60日の命

青空  2008-12-10投稿
閲覧数[352] 良い投票[0] 悪い投票[0]

今僕は、前を見て進んでいるだろうか?
           君からもらった、 沢山の愛を同じように君に与えられているだろうか?
           今でも君を思う気持ちは変わらない。
これから先も、ずっと…
           君は、幸せだったかい?
僕は、どれだけ君の笑顔に救われたんだろう?
           君の小さな手が、僕の手をきゅっと握るたびに、なにもかも忘れさせてくれたんだ。
           
長いようで、短い二ヶ月だったけど、君に出会えた事を、幸せに思う。

6月30日、君は僕達の間に生まれて来たんだ。
でも、予定日よりも\r
三ヶ月以上も早い出会いだった。

486グラム…かなり小さい…片手で収まるんじゃないか?      テレビで見るような光景だった。

まさか、自分達の子供が
こんな形で生まれて来るなんて…
そんな気持ちが沸き上がってくる。

でもどんな形であれ、なんだかうれしかった。
そんな気持ちと複合するように、複雑な気持ちも芽生えて来た。

先生からは、『障害などの可能性もあります。ちゃんと成長する保証はありません。』
現実を突き付けられたような気がした…

色んな事が頭をよぎる…
これから、どうなるんだろうか?

それから、二日後の7月
2日二人目が産まれた。
この子達は双子で、本来は一緒に産まれてくるはずだった。

少しでも母体に居たほうがいいとの事で、陣痛を遅らせていた。

でも長くももたず、産まれてきた。
586グラムだった。
一人目より100グラム大きいだけだった。

でも、その100グラムがすごく大事だった…
1グラムでも多いに越したことは無いのだから。

そして、長く短い日々が始まった。
君との思い出が沢山詰まった日々が…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 青空 」さんの小説

もっと見る

日記の新着小説

もっと見る

[PR]
〇beauty hand〇
海外セレブに人気


▲ページトップ