素直な・こ・こ・ろ

シェリー  2008-12-11投稿
閲覧数[68] 良い投票[0] 悪い投票[0]

『今日で終わりか・・・』
ゆうなは、スタジオの前で、つぶやいた・・。
ゆうなは大学1年生。高校時代からバンドを組んでいた。女3人の編成で、コピーではない音楽を作りたい・・いつもそう思っていた。
胸の中では、いろんな思いでいっぱいになっていた。やりきれない想いや、不安を唄にしていた。

そんなある日・・。

『ゆうな、今日暇?』
クラスメートのサキが声を掛けて来た。

『別に・・なーんも無いよ・・。』

『そう・なら良かった・・着いてきて!』

全く意味が分かんないまま、ゆうなは、サキに連れられ、地下鉄に乗り込んだ・・。

その頃、栄の街を酒に酔った男が歩いていた・・。雑居ビルの狭いエントランスを入り、古いエレベータに乗り込んだ・・。

サキっー!待ってよ!
どこイクの!・・。

何、ここは・・。
エントランスを抜け、小さな古いエレベータに二人は乗り込んだ・・。

扉が空いた・・。
入り口に受付がある・・。『なに?ここは・・・』

『出会いカフェだよ・・』お菓子食べて、ネールタダだし・男たちが来てるけど、10分話しただけで、2000円もらえるし、外出してお茶するだけで、タクシ-代として3000円位もらえるから、1日いれば2万は稼げるよ・・。サキはそう話すと、『この子初めてです!紹介扱いでお願いします!』
そう言って、なれた雰囲気で中に入っていった。
残された私は、
『やばくないですよね・・。』と聞いた。若い店員は『全然・だよ・・楽しんでってよ!』そう言って規約の説明をはじめた・・。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 シェリー 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ