傷は治っていったけど、それに比例して、大輝は痩せ衰えていった。 何も口にしなかったせいだ。彼は悔やんで、自分を憎んだのだ。交通事故に遭ったのは、自分のせいだと。そして…。 「愛音。今すぐお前の元へ行きたい」 大輝もいつしか涙を流していた。 「駄目だよ。大輝は、此処にいなくちゃ。だから早く元気になって。ご飯もちゃんと食べてね」
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