今でも忘れられない人がある。
あれから私も家族を持ち幸せな日々を過ごしているのに…
会えないその人にまだ気持ちが残り続けてる。
もう18年もたっているのに…
もう一度、どこかで偶然会える日を恐る恐る期待しながら待ってる。
出会いは会社の入社式。その人も私も18歳での入社。顔はあまり良くなくて、背が高いから雰囲気で格好いい。でも私の目線は別の大学卒の人へ。
大学卒の同期社員さんたちはとっても大人に見えて、海に行ったり、ビリヤード教えてもらったり、それまでとは違う世界にいた。
好きな人も出来たけど、告白できなかったり、告白してもかなわなかったり…仲のいい女の子たちは彼氏がいて、私は少し焦っていたのかも…
次の春、同期入社の同じ年の子だけでの飲み会。
その人との思い出の始まり。
二次会で急に接近。私の事凄い褒めてくれて、好きでいてくれてるのかなって勘違いしそうなくらい。生まれて初めてそんなことになって、周りの景色が消えてその人だけになった。そんなに急に好きになるなんてって思った。
二次会も終わり、その人ともう一人送ってくれると言う。もう一人も私のこと気にしてくれてるみたいだった。
その人は、『どっちに送ってもらいたいの?』私は『そんなの言わなくてもわかるでしょ』帰りの電車二人でいた。
駅から手をつないで歩く道このままずっと終わらないで欲しかった。
私の家で車に乗り込み、その人の寮へ。離れるのが嫌だった。一人の帰り道ドキドキからなかなか抜け出せないでいた。