私はようやく笑顔を見せることが出来た。 「お…俺のせいなのに、俺だけ生きるなんて…できない」 私は優しく彼の髪を撫でた。 「大丈夫。大丈夫だから。だって、私はあなたを愛してるもの」 誰よりも。だから、そんなに自分を責めないで。 「愛音…」 「もう時間がないみたい。あなたは、ちゃんと生きるのよ。もう私のことなんて忘れていいからね…」 彼は勢いよく首を横に振った。また、涙が零れそうになる。
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