クリスタルファンタジー

道端味醂  2008-12-11投稿
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「…ねぇ……」

「…シオン……」

「起きて……」


…誰かが……
俺の名前を読んでる…

目を開けた
そこには綺麗な青空が広がっていて、シオンは草原に転がっていた

「…?」

「起きたみたいね」

シオンは声のする方へ顔を向けた

「怪我はないみたいだし、記憶喪失ってな訳でもなさそうだし、大丈夫だね」

「貴女は…?」

俺は聞いた

「私?私はガーネットフレア。まぁ旅人かな」

彼女はそう言った

「ガーネットフレア…?」
俺は聞いた事があった
どこかで、確かに聞いた事がある

「にしてもシオン、よくこんな草原で生きていけたわね」

…なんで俺の事知ってるんだ…?

「あの、俺の事知ってるんですか?」

シオンはそれが気になって仕方がなかった

「んー…そうねぇ…ま、そのうち分かるさ」

ガーネットフレアは教えてくれなかった

「まぁ…いいですけど」

「…」

ガーネットフレアがシオンをじっとみつめていた
「…やはり、か」
「…?」

よく分からないシオンはたずねた

「あの、俺どうにかなってんですか?」

黙るガーネットフレア
かなり深刻な顔をしている

「シオン」
「はい?」

ガーネットフレアは真剣な表情でシオンに言った
「貴方はこれから旅をしてもらいます」

「…?!」

急に言われて戸惑うシオン

「ど、どうしてですか?!」

「貴方は選ばれし伝説の戦士…シオン=サンダー」

ガーネットフレアの言っている意味がサッパリ分からないシオン

「よく分からないんですけど…」

「まぁとりあえず、私と一緒に旅をして」

今のシオンは言われるがままにした

「…よく分かりませんが、分かりました、旅をしましょう」

そうしてシオンの新しい旅が始まった…

続く…



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