また、あの場所で

森川 健吾  2008-12-11投稿
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隣の家に住んでいる葵とは幼い頃からいつも一緒で、公園で走ったり、ときには女の子らしいおままごとなんかもしたり遊んだが、大半が走っている思い出が強い。

それだけ彼女は走るのが好きだったんだ。

僕は4月から高校生になった。

1つ年上の彼女を追いかけるように、僕は同じ高校に入学した。

僕は明るく目立ちがり屋でクラスや周りのみんなの中でも中心で影響力のあるタイプだ。

勉強は嫌いだ。でも運動神経はかなり良い。

サッカー部や野球部に憧れたが僕は陸上部に入った。

動機は不純だ。

葵がいたからだ。

足の長いスラッとした長身に長い黒髪をポニーテールにして走っている姿はとても美しいんだ。

小さい頃から知っているはずなのに、成長してどんどん大人になっていく彼女に、気付いたら僕はドキドキしていたんだ。
これが僕の初恋。

*


つづく。

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