天駆ける時間22

ユータ  2006-06-22投稿
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「未来」「はいよぉ」未来はどこからか大きな紙を取り出して四人の前に広げた。「これは憂希町の地図。今私達がいるのはちょうど町の中央にある学校」
東側には市街地。西側には工場地帯。北側には山岳地帯。南側は未開拓の土地が広がっている。
「最近、夢魔の活性が激しくなって来ているの」空の指がスゥーーっと東側の市街地の方を指差す。「こことここ」スゥーーっと次は西側を指差す。
「夢魔は夜にしか現れない。光りに弱いから姿を表せないの…だけど夜になればあばれだす」
「そこで、私達が手分けして東と西側のパトロールをするの。朝は夢魔も現れないから、学校で作戦会議や休憩して、夜は夢魔退治」未来が笑いながら地図をしまう。「本当はちゃんと修業してから初めて実戦なんだけど…今は天使様達も忙しいから…私達光の戦士達が頑張らなくちゃ」
未来が空を見ながら眩しそうに笑った。
「まぁ…いきなりで私達も不安だけど、ユータ君にはカケルがついてるから」
「俺?!役に立つかな…」頭を掻きながら少し不安げな顔をする。「大丈夫?気楽に頑張って行こうよ!カケル君なら大丈夫」
本当にこいつは暢気だなぁ…と思わせるようにユータは笑っていた



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