私は生まれ変わった…。
研究もほどほどにして…。家族サービスに徹しよう!まだまだ、必要としてくれてるようだし…。
すべては夢?幻想?幻覚?でも、心の底から命の大切さを学んだ!家族の愛を感じた!私は倒れてよかったと思っている!
人間は苦悩しないとわからない事が沢山あるに違いない…私は変な体験で価値観が変わったが…。
佐重子…。
「なんですか?」
今度、家族で旅行に行かないか…?
「いいわね…家族揃って
旅行なんて何年振りかしら?」
そうだね…。
私は何気ない会話を堪能していた…。
これからの未来は…きっと希望に満ち溢れて…。
また、泣きそうになった…。
「………………………」
ん…?
「フフフ…」
ん!?まさか!?
「私はあのビルから飛び降り自殺したものです…」
また現れた…!
お父さん…?じゃない!
あなたは誰なんだ?
「私は一度、死んだ人間…あなたにしか私は見えてないようです…」
私はあれ以来…。
幽霊が見えるようになった…。
「あの人はまだ気づいていないようですね…フフフ…同業者だという事を…
また、お会いいたしましょう…それでは…また…。
フフフフフフ…。」