奈央と出会えたから。<294>〜訂正版〜

麻呂  2008-12-12投稿
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成沢さんは、



だまって俯きながらミズホさんの話を聞いていた。



そして、



青山さんは、ゆっくり立ち上がり、



ミズホさんの方に向き直った。



『あ‥あの‥‥ミズホ先輩。

“クサ”の話は、もしかして龍二の耳に入ってます‥‥?!』



『あぁ。もちろん。
京谷には事の一部始終を報告させてもらったわよ。

“魔羅威夜”の京谷龍二が、ドラッグ嫌いだってのは有名な話だから、

あたしも、もちろん知ってたケド、

別に問題ないだろ?!

あんたは、京谷と付き合っていながら、
奈央のカレシの聖人に目付けてんだからさ。

あたしは、取りあえず京谷をキープしておいて、

更に、人のモノを盗ろうとするてめぇのその根性が気に入らねぇ。

青山。規定どおり、てめぇには“番長”を下りてもらうよ。
今日からこの学校に“番長”はナシと言うコトだ。

分かったな?!』

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