エリザベスドール?(21)

ぐうりんぼ  2008-12-12投稿
閲覧数[494] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 すると、ルークの指示でジョージは用意していた資料のコピーをアースルに手渡した。

「会長、これを読んで頂けますか?」

「コレは?」

 自分のデスクからメガネを用意したアースル…

 メガネをかけ、書類に目を通し始めた。

「エリザベスドールに関して、僕がネットや昔の文献で調べたモノです」

 丹念に書類を読むアースル…

 段々と、表情が変わって来た。

 ―――――――――\r

 同じ頃…

 分析を終えたローズマリーが丸裸状態のまま、台車の載せられて第2資料保管室に戻って来た。

 部屋の中では特殊の隠しカメラの設置が終了していた。

 内部での異変に気付いているランスの要請で、設置されたのだ。

 ヒース助教授と警備員ランスが部屋の中で語り合っている。

 この部屋の中から女の声で、呪文が聞こえたと言う報告を聞き…

 ヒースは一応は部屋を調べた。

 だが…、誰かが侵入したと言う形跡はどこにも見当たらない。

「やはり、君の聞き間違いじゃないのか?」

 ヒースは最初から、ランスの話しなんて信じてはいない。

「聞き間違いじゃないですよ。私は2回以上も、女の呪文や、誰かと会話している声を聞いたんですからね」

「うーん」

 ランスはローズマリーをジッと見入った。

「きっとこの人形が…
 喋ったんじゃないかって、自分は思ってるんですけどネェ」

「徹底的にコイツを調べたけど、なーんにもなかったよ」

「でも確かに、声はしたました」

「声をね。まあ、イイ。 カメラを回してみて、様子見れば何か分かるだろう」

 一通りの作業が終わると、カメラの電源が入れられた。

 全員を部屋を出て、室内は真っ暗になる。

 シーンと静まり返ったところで…

 ローズマリーが顔を上げた。

「服着せなさいよォッ! 裸じゃないのォッ!」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ぐうりんぼ 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]
◆因縁の対決◆
毛穴・黒ズミVSジェル


▲ページトップ