果てしなく
追いかけたくって
ただただ
その背中へ手をのばした
届かないことぐらい
自分が一番よく識ってるのに・・・・
「好きです!」
今日、何度目かしら
私にこの言葉を告げる男達が現れるのは・・
下らないわ。思いは伝えれば散る・・・当たり前よ
ゲーム中に負けを認めてるようなものだわ。
「あなたは私にふさわしくないわ!」
そう言って私は去った。
私の名前は姫崎 央和(ひめざき おうな)
誰もの憧れ。なぜなら私は才色兼備、文武両道、容姿端麗!!
まるで、この四字熟語は私のためにあるようだわ。
でも、彼の前だと何一つ上手くいかないの。
だから、追いかけられずにいるの・・・。