My Life

カマス  2008-12-13投稿
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1976年、僕は生まれた。
何も考えることもなく、ぬくぬくと育ってきた。けど、学生時代はあまり良いものではなかった。勉強は至って普通。見た目は中途半端にイキガッたガキ。そんなのだからよくヤンキーとかにいじめられた。いつもイキガリながらも内心びびりまくっていた。こんな奴らに屈してたまるかと・・・。堪えに堪えた。
そんな僕にも彼女だけはきちんといた。一年に一人ぐらいは付き合っていた。いじめられていることは当然黙っていた。(ちなみにパシリもやっていました。この時、僕は弱者としての生き方を学んだ。)彼女の前で強がりばかり言っている自分が情けなくて仕方がなかった。
こんな自分が変わるわけもなく、高校を卒業し、社会人になった。この時僕は決めていた。社会人デビューしてやるぞ、と。
そして社会人一年目ー。 いい女つかまえて、遊びまくって、尚且つ、仕事のデキル男になってやる、そんな野望を抱きながら社会人としての「Life」が始まった。過去を全て忘れて。
ー入社式、研修ー
正直、びびった。モロタイプの女がいた。しかも同じ工場勤務。運命の出会いだ・・・。勝手にそう思っていた。入社式が終わり、泊まりがけの研修に入った。これはチャンスだと思い、仲良くなった同期の奴らと語らい夜ばいに行くことにした。が、しかし違う女の子達が僕らの部屋に来てしまい、その子達と夜を過ごすことに。楽しかった。気持ちよかった。
次の日、同じ工場のみんなでバスに乗り、工場に向かうことに。その時、なんと目を付けていた、あの子が隣に座った。緊張で何を話していいかわからず、妄想をしてしまい、息子がビンビンになってしまった。そんな時、彼女から話しかけてきた。「ねぇ、研修で彼女ができたんだって?」
断固否定した。汗、でまくりである。話しをそらすのに必死だった。僕からも質問をした。
「彼氏、いるんでしょ?なんか垢抜けてるよね。」そう、僕とは全然つりあわない。が、意外な答えがかえってきた。
「いないよ。今まで誰とも付き合ったことないよ。」
インパクト??僕は騙されているのか?それともからかわれているのか。しかし僕は直感的に本当だと思った。よし、僕は彼女と結婚をし、永遠の愛を捧げる、そう心に誓った。
社会人生活一年目、楽しくなりそうだと思いながら始まっていった。



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