ふと、空を見上げると
いくつか綺麗な星が
輝いていた。
僕はその夜景に
見とれていた。
ここは僕だけが
知ってる秘密の場所。
心やすらぐ空間だ。
僕の名前は``けいた''
16さいの高1だ。
父親と言い争い、
家を飛び出してきた。
だが、行くあてもなく
ここへ来た。。
これからどうしよう。
いまはそんなこと
忘れて、この綺麗な星を
見ていよう。
芝生に寝転がっていたら
目の前から顔が
出てきた。
『うわっ!!だれっ!!?』
『あんた、何してん??』
『いや、星見てた』
『ふーん。。』
『てか、誰っすか??』
『あたし??みさとっ』
『僕は。。けいた』
『よろしくね!!?』
『あっ、、ぅん』
『あたしも一緒に
見てい〜い??』
『えっ、あ、はぃ』
急に現れた彼女。
この彼女との出会いが
けいたの人生を
変えることになるとは
誰も思ってなかった。
彼女もけいたの横に
寝転がり星をみた。
『ホントだ!!綺麗っ』
『ああ、そうだね』
『けいたはなんさい??』
『オレは、16っ』
『うっそ〜、一緒〜っ』
『そおなんだ(笑)』
その後しばらく二人は
無言のまま星を
見つめていた。
。。。あれっ!!?
目を開けると朝に
なっていた。
(あのまま寝ちゃった
んだ。。)
横を見ると昨日の彼女は
ぐっすり眠っている。
『すいませ〜ん!!
起きてくださぁい』
『ん〜。。あれ!!?
あたし、、
寝ちゃった??笑』
『そうみたいですね』
『気持ちよかったぁ』
『てか、いいの??
こんなとこにいて』
『うん。あたし、彼氏
から逃げてきたの。』
『。。。』
『けいたくんは??』
『父さんとケンカして
家出してきた』
『そか。。いまから
どーする??』
『分かんねえ』
『ねえ、あたしを
どっかに連れてって』
『はあ!!?』
『いいからっ!!
はやく〜っ』
『でも、、』
彼女がすねた顔をする。
『わかったよ。行こ』
『やったぁ!!』
僕たちは電車や
タクシーなどに乗って
ある町までやってきた。
その町で二人は
互いの貯金とバイトで
貯めたお金で
やりくりし
共に暮らした。
10年後、二人は
めでたく結婚を
することができた。