ソードメーカー15―?

いっと  2008-12-14投稿
閲覧数[405] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「最後に一つだけ…この国の創設者ジャビネス様はなぜあなたを鎖で封印し、その誰も分からないような部屋に押し込めたのですか?」

…それを答える訳にはいきません。

「え…どうしてですか?」ロイは怪訝そうな表情で、エリクシオンに尋ねた。

…さて、もういいでしょう。砦に行きたい人はロイに掴まりなさい。そうでない人は離れていて下さい。

「…」
「ロイ、返答はどうだったの?」
「…答えたくないそうだよ」
「やっぱりね」
リリーは首を横に振って、呆れたような表情を見せた。
「それと、今からターンするみたい。行きたい人は僕に掴まらないといけないらしいんだ」
「そうか…両手は塞がってるから…」
ルイスはそれを聞いて床に座り込むと、ロイの足に掴まった。
「なら私は…」
リリーはそう呟いて、ロイの背中に抱きついた。
「…」
ロイは四人が自分に掴まっている状況を意識すると、様々な場所から感じられる柔らかな感触に、一瞬、クラクラしそうになった。

一人の男の子に三人の女性…夢のハーレムの完成ですね。

「だあああ!余計な事を言わんで下さい!」

ふふふ…それでは、ターン!

その瞬間、五人の姿はあっという間に部屋から消え去った。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 いっと 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ