恋愛から遠ざかって、三年が経つ。
恋のもどかしさ、
愛する喜び、
触れ合う温もり、
感じ合う視線、
そんな感覚を忘れてしまった今日この頃。
そんなある日、あの人を見つけた。
私の溢れ出す思いを、
まだ打ち明けてはないが
何故だろう、
初めてあの人を見た刹那に、
やっと見つけた、
やっと出会えた、
私の中で私の心が歓喜に包まれた。
結ばれるか、
結ばれないかは、
そんな事はわからない。
ただ、
あの人の側にいたい、
あの人に触れたい
あの人の気配を感じたい
あの人をこの先、
一生守りたい。
あの人を見た刹那に
そんな事を考えた。
出会いは、
いつも突然で、
心の準備もしてない内にやってくる。
でも、
それは運命。
必然。
あの日、
あの時、
あの場所で、
っていう歌があったけど
それは運命。
一つの必然的な出来事が
もう一つの必然的な出来事と出会い、より大きな必然となって、もう一つの、より大きな必然と出会い、人はそれを運命と呼ぶ。
この世の中に偶然なんてない。
あるとしたら、
それは、
より大きな必然同士の出会いによる、
奇跡
あの人との事を、
運命だと信じたい。
奇跡だと信じたい。
続く……。