私は廊下を無我夢中で走った!!
その長い廊下は数時間のタクシーよりも長く感じた。そしてドアを開いた
ゆり『あみり!!はぁはぁ・・・・』
あみり母『・・・・・・・・』
あみり姉『ゆりちゃん・・・・・・・・東京行ってたんじゃなかったの?』
ゆり『いえっ。あみりは大丈夫なんですよね!!』
あみりの姉は母を見て、こちらを見ていないのを確認し首を・・・・横にふった・・・・
私はあみりを見て、驚いた。もう意識すらない・・・
姉『ちょっといいかな』
私達は廊下に出て話はじめた・・・・
姉『あみりはね、昔から病気一つしない子だったのにねっ。つい最近発見されてさっ・・・・』
ゆり『なっなんの病気なんですか?』
姉は震えた声で言った
姉『・・・・わっわからないんだって。大きな病院に連れて行っても原因不明なの・・・・だっだから。先生方にも手の尽くしようがないって・・・・』
ついに姉は泣き出した
姉『ねぇっッゆり゛ぢゃん・・・・私どうすればいいの?』
私にだってどうすればいいのかわからない・・・・頭の中では、今まで小さな頃からあみりと遊んだ記憶がとどまる事なく流れていた・・・・
同時に涙も流れた
ゆり『いけない・・・・こんなにあみりが一杯だぁ・・・・なんかこれってあみりが・・・・あみりが死んじゃうみたいじゃない・・・』
ふとした瞬間に看護婦さんが近付いてきた・・・・
看護婦『あのぉ・・・・ゆりさんですか?』
ゆり『はい?そうですけど』
看護婦『手紙お預かりしました。どうぞ』
智弘クンからの手紙だった
ゆり『お姉ちゃんごめん一緒に来た人を待たせてるの。』
私は病院の入り口に行きタクシーを探したが見あたらなかった・・・・
『ゆり〜大丈夫か?』
ゆり『智弘ク!!!あっあんたは』
私の振り返った視線の先には・・・・またあの制服の男が立っていた。
狂喜的な表情で男は言った『あみりを助けてあげようか?』
ゆり『いっ要らないわよ!!!ふざけないで!あんたに助けて貰ったら、他の誰かが傷つくだけ!!』
『ふーん・・・・まっいいけど。あみりの病気原因不明なんだろ?理由しりたくないか??』