そんなに限界だなんて
思ってもいなかっただろう?
こんなにはちきれそうな涙だったなんて
気付きはしなかったろう?
「辛かったな」
そう言われて
あんたが涙をこぼしたから
僕は込み上がるなにかを押さえ込むのに必死だった
ひとつ、話す事に落ちる涙はどのくらいだったろう?
あめみたいに次から次に流れていて
僕の方はというと
心は酷く静かで
ただ何か冷たいものが募っていく
そんな感じで
まるで雪が降ってるみたいに
罪悪感が降り続く
なのに何でそう想ったんだろう?
あんたの泣き顔に心はひきつけられて
愛おしくて仕方なかったのです