函館から千葉に転校することが決まった。
しほは、1組の仲良かったあの5人にサイン帳かいてって渡した。
一週間たっても返ってこなくて…
「まだ?早く書いてよ!」しほはちょっと焦ってた。明日までしか学校には来れなかったから…
次の日
真人が「ほら」って5人分まとめてくれた。
「遅いじゃん!ばか」
しほは、ドキドキしながらメッセージの所をみた。
でも気分は晴れなかった。しほのほしかった言葉が書かれてなかったんだ。
5人そろって…
「バカやろう」
だった。
なにそれ…
バカやろうってなによ。
バカはあんたたちの方だもん。
涙があふれた。
小学校の時、北海道から千葉なんて…外国に行くのと同じくらい離れる気がしてた。
二度と会えない…
立と永遠のお別れなんだ。
今、思うと函館と千葉なんて飛行機で2時間なんだから、会いたいと思えば会える距離なのに…
子供の頃は大人と違って 転校したらおわりだと思ってたんだ。
千葉に一年いて、鹿児島にまたすぐ転校になった。
そしたら…