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18の冬
おれの名はリュウ。
ルイ「リュウ!そろそろ帰るぞ」
「あー,ちょっと待ってくれって」
コイツは親友のルイ。
ルイは唯一なんでも話せるダチだ。
ルイは話す時,ちゃんとおれの目を見て喋る,そしてウソ偽りがない。
逆に他に本音で話せるヤツなんていない。
ルイ「リュウが来ないと始まんないんだぞ」
「ルイ,今回のセッティング感謝しろよ!間違いなく2人ともカワイイぜ」
ルイとはいつも一緒。
殴り合いのケンカも良くしたもんだ,まさにケンカするほど仲がいいってヤツだ。
…そしてナンパで知り合ったユイとユカの4人でカラオケに。
ルイと目があった瞬間に,おれとユイ,ルイとユカに分裂した。
4人でかなり騒いだ。
「ルイ,また明日な!ユイ行こうぜ」
そしておれの家
ユイ「リュウ君,好きだよ」
「…ふーん」
ユイ「…え?」
「オマエ何考えてんだよ!ウソばっか付いてんじゃねーよ!他に男いるだろ?」
ユイ「…なんで?居ないよー」
「…おれには…分かるんだよ」
ユイ「違う…ごめん,ちゃんと別れるから…」
「オマエもう帰ってくれ」
ユイ「…分かったよ」
「気をつけて帰れよ」
部屋で一人
「何なんだよ!どいつもコイツもウソばっか付きやがって…目を見ただけで分かるんだよ!ウソついてそんな楽しいのかよ」
…大晦日
ルイ「リュウ,今日の夜8時に駅前な」
「また今年も2人で年越しかよー,了解」
ルイ「楽しみに待ってろよ」
「…ん?」
駅前19:55
ユカ「あ,リュウ君だー」
「ん?…久し振り!ユイも一緒か。よっ久し振り」
「ユイ,何か雰囲気変わったなー」
プルルルル…
「…はい」
「リュウ君よね?ルイの母です。トラックに…でルイが……」
「ユイ,ユカ,悪い!おれ帰るわー」
「なんでルイなんだよー!他に死んだ方がいいヤツなんて何万って居るだろうが!ルイが居なくなっておれどうすりゃいいんだよー」ユイ「リュウ君…」
「…ありがとな」
…zzZZ
元旦の朝
目が覚めた。
ユイ「リュウ,起きてー初詣行くよ!ルイ,パパ起こして来てー」
ルイ「パパー,パパー」
「ルイ,オマエもユイに似てカワイイなー」
ユイ「何言ってんのよー」
「…ルイもやっと2才だな」