隣の部屋にアンティーク調の大きなダイニングテーブルが置かれシャンデリアや大きなテレビやテーブルに合った調度品など置かれていた。
「二人だから近くで食べよう」
「うん、お腹減ったから美味しそー」
「歩夢シャンパンで乾杯しよ」
「え いいの?」
「もーかたいなーいいのはい、グラス持って」
クリスタルのシャンパングラス・中から気泡が縦にあがっていた。
「じゃ合宿にカンパーイ」「カンパーイ」
「歩夢どう?」
「美味しー」
後、今日はお肉料理だから、赤ワインあるから注いどくね。
初めてだったけど、凄く料理も飲み物も美味しくて、何より佐緒里が一緒だった事もあって凄く幸せな時間だった。
一つ驚いた事があった自分が結構お酒がつよかった事だ。佐緒里は少しよったみたいだった。上機嫌でよく笑い話してくれた。ほんとは、寂しがりやな事、泣き虫な事、悟られるが嫌で自分に虚勢を張っている事、僕は、聞き役に徹していた。
色白なほっぺに薄いピンク色がかかり少し色っぽく見えた。
「歩夢大丈夫?」
「俺は、大丈夫だけど佐緒里お酒もう止めなよ」
「まだグラスに入ってる」
「もう駄目貸して」
一気に飲み干した。
「歩夢、結構やるじゃん強いねお酒」
「ご馳走様料理おいしかったーでこれどこで洗うの?」
「あっち」
佐緒里は指さし台所の下食洗機を指した。
「へーこんなの有るんだ初めてみたここにいれとくんだね」
佐緒里はウトウトしていた。
僕は片付けを始めていた家では、当たり前の事だったから。
ただ“食洗機”は、初めでじっと洗われている食器を眺めていた。
「洗い終わったよ!って佐緒里、佐緒里」
少し照れたずっと眺めていたかったから。
「こんなとこで寝たら駄目だって」
「冷たい飲み物えっーと冷蔵庫あった」
グラスにミネラルウォーターを入れた。
「佐緒里、これ飲んで」
「……、あっごめんあれ食器は?」
「あっ片付けといた」
「いいのにー、ありがとね」
「どうする?佐緒里もう寝たら」
「いーや」
「駄目だよ!完全に酔ってるしさぁ」
「ちょっとまって醒ますからじゃぁプールのあるテラスへ行こう」
「歩ける?」
「うん、歩夢手出して」
「はい、えっ」
佐緒里は、やや歩夢にもたれかかるようにヨロヨロとあるいた。
僕は、またドキドキドキドキしていた髪の毛が顔にかかりいい匂いがした柔らかな小さい手。