――――――5.6時間目は授業だった。その後には部活があったが、全く集中出来なかった。
部活の後の修平達への別れをテキトーにオレは家へ急いだ――――――すぐにメールを送った
ねェ…なんで今日学校来なかった?
昨日あんなに楽しみにしてたじゃん…
という何とも短いメールを打った。
その日はオレのケータイが鳴ることは無かった。
それから1週間が経ち4月14日 水曜日
この1週間は毎日メールが返って来るのを待った。もちろん何回かメールも送ったが1回も返って来なかった…。学年が全く登校していない友希のことに気付き始めていた。
いつもの帰り道の途中だった。遠くでなにか光っている。
《あんな所に光源なんてないはずなのに…》
『あれって……桜ヶ丘神社の桜だよな…気味悪いな』
その桜ヶ丘神社の前を全速力で走っていたが、全然スピードが上がらない。
――その翌日―――4月15日 木曜日
不思議に思ったオレは桜ヶ丘神社に言ってみた。
『やっぱ何にもないか…昨日のは勘違いかぁ…』
と言った瞬間どこからともなく
“助けて、助けて…”
なんだ? よく聞けば樹齢500年の桜から聞こえる…桜の木の前に立った瞬間
『わっ!?』