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もうどれくらい経たったのだろうか。
汗が額からにじみ出てきた。
もうかれこれ、30分は硬直状態にある。
敵は強かった。
サスケは、全ての技をぶち込んだ。
だがびくともしない。
思いついたように、炎の使者は言った。
「こいつは・・・バラハムです!やはり復活していたという噂は
本当だったんですね。」
「なんだ?バラハムってあいつの事か?」
「そうです。昔勇者達に立ちはだかった、7匹の邪王のうちの一匹です。
強いはずだ。」
サスケは刀を構えた。
バラハムは不敵な笑みをこぼしている。
そして、バラハムは初めて口を開いた。
「我こそは気高き7匹の邪王の一人、闘将バラハム!!!
そこの猛き者よ。我が、剣うけてみよ。」
迫力のある声であった。
一瞬気で押された。
その隙にしかけてきた。
受けた。重すぎる一撃だった。
サスケは刀を力任せに返して上へ払った。
すぐさま体制を立て直し、よろけている
バラハムへ渾身の一撃を振り落とす。
だが、剣に邪魔され受けられた。