「皆、どぉしたの?」
「ううん☆何でも♪」
「そっかあ、じゃあまたね」
そう言うと、遥はどっかに行ってしまった。
あたしたちは、屋上に行ってみた。
「ね、あれ遥じゃない…?」
ついてきた怜香が言った。
怜香の指差す方に
振り向くと、確かに遥がいた。
でも何だか遥じゃないみたいだった。
「は…「いゃん…」
遥…?
「やめてよ…亮」
亮って…
あの清水亮!?
嘘でしょ?
「遥?ヤバイよ…」
「亮先輩…遥、イっちゃいそう…」
やだ…
遥やめてよ…
こんなの遥じゃない…
おかしいよ…
「遥ッ!!」
「…美貴?」
「何で…亮先輩も…」
「あーあ。知られちゃった」
遥は狂うように笑う。
「やめてよ…こんなの…遥じゃない…」
「美貴…」
「くすくすっ」
遥…?
「バッカみたい♪あたしはねぇ、あんたたちなんて大嫌いなのよ」