ピンク色【アカネ】4

るぅ  2006-06-26投稿
閲覧数[483] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「だってホントじゃん。」
「俺はなんとなく付き合ってたつもりはない。」
「・・・」
「なんとなく終わらせる気もない。」
「だったら・・」
言葉より先に涙がこぼれていく。
「・・・なんでドタキャンなんかするの・・。」
本当は怒鳴りつけてやろうと思ってたのに、実際出た声は自分でもびっくりするくらい小さかった。
一度こぼれ出した涙と気持ちは簡単には止められない。
「クラスが変わってから学校ではほとんど会えなくなって、最近じゃ放課後も休日もバイトばっか。これじゃ付き合ってるなんていえないよ。今日だって・・。」
「だから今日はデートは無理だけど夜会いに行くって言っただろ。」
「そんなの意味ないよっっ!」
思わず叫ぶ。
今日という日がどれだけ特別か・・やっぱりヨウはなんにもわかってない。最初から最後まで、いつも私ばっかなんだ。私ばっかドキドキして、私ばっか不安で、私ばっか大好きで・・・。
「もぅやだぁ・・・去年にもどりたぃ・・。」
「戻れねぇよ。」
ヨウの言葉が突き刺さった。もぅ無理なんだ。どうしようもないんだ。ヨウは、私の最後の言葉をまってるのね。
「ヨウ・・バ・・」

バイバイ―\r



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 るぅ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
本気で盛るなら
Chillax(チラックス)★


▲ページトップ