『嫌ぁ…嫌だぁぁぁ！』ひどい大声で泣き叫んでしまった。
『悠里、落ち着いて。ねっ…お願い…落ち着ついて。』
佳奈も泣いていた。
『悠里…昨日の夜だったんだって。健輔の友達から今日連絡もらって…悠里？』
今ままで流したことのない勢いで涙が溢れてくる。呼吸ができない。
『嘘だよ…佳奈…嘘でしょ？…健輔…だって昨日、健輔夢に出てきたよ…』
と話しをして気付いた…
別れだったんだ…最後だったんだ…あの夢が。
背筋が寒くなった…。
『悠里…それって健輔が会いに来たって事…昨日の夜って…。』
『佳奈…私………嫌だよ…嫌だぁ。死んじゃったなんて…』
また泣き叫んでしまった。それしか出来ない。
『悠里、辛いけど間違いではないの…明日お通夜らしいから…ごめんねこんな事…でも行かないと後悔するから一緒にお通夜とお葬式は行こう…悠里が嫌でも無理矢理私は連れて行くから…ね…悠里…お願い……嫌だよ私も…』
佳奈も泣き崩れていた。
『明日の時間はまた連絡する…悠里？…悠里？電話切るけどちゃんと寝てね…明日…。じゃあね。』
佳奈も耐えられなくなったんだろう、電話を切った。
私は泣き続けた。
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