「一人暮し?」 恵子は思い切って尋ねた。 「うん。なんなら、今度くる?」 古賀は今度ではなく今夜と言いたかった。 それに対して恵子は、少し考えてから、いつかと答えた。 「じゃあ、今日は電話番号、聞いちゃおうかな」 「彼女に怒られるよ」 「彼女がいたら、とっくにここにいるはずだよ」 恵子は少し安心した。 「それより恵子ちゃんは?」 「私ですか、今はいないんだな」 「本当に?」 古賀は本気で尋ねた。
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