オレは憧れの彼女と一緒に帰っている。
俺のボロいママチャリに薄汚れたカバン
それに比べて彼女は
高そうな自転車にキレイなカバン
すべてが対照的な彼女だ
オレは彼女が好きだ。  
そんなオレはある作戦を立てた
街灯のない夜道で抱きしめてしまおうという計画だ
今日はその決行日だ
オレは彼女に話があるといい、一番くらい夜道に誘いこんだ  
彼女は警戒をせずについてきた。
彼女と向き合うと
そっと抱きしめた。
彼女は嫌がったが
観念したのか抵抗をやめた
調子に乗ったオレは唇を重ねようとした
彼女はこれも観念したのか。大人しくなった
あと1cmという所で 
俺の股間に打撃が入った 
「ふざけんな」 
彼女はセリフを吐き出して逃げ去った 
俺は忘れないだろう
股間の痛みと彼女の痛みを   
バカだったな