上手く、硬い防御だ。そう思った瞬間
バラハムが、受けた剣で弾き、突いてきた。
とっさに避けた。かわした瞬間、刀を鞘に入れた。
それだけの余裕があるほど、隙がでかかった。
バラハムが向けた、一瞬の隙をついた。
「炎流居合、覇斬!!」
血しぶきが飛ぶ。
ぬくい血。刀から腕に伝わる。
バラハムは体制を整えないまま剣を落とし、倒れた。
「見事なウデ・・・な・・・り!その力に…尊敬の念を抱・・・い・・・た。
我が力を・・・受け取るが・・・いい!」
バラハムはそれだけを言い残し、事切れた。
するとバラハムは、光となりサスケの体に入ってくる。
「なんだこれはっ!?
すっすげえ。これが、光の力なのか…?」
何かが体に入ってくるというよりも、
身体の中に、誰かもう一人違う者が入ってくるような感じがした。
そいつが話し掛けてくる。
「我が名は、インフェルノ。私の力が必要な時はいつでも
我が名を呼ぶがいい。力になろう。」
そういうとスッと消えた感じがした。
「召喚魔法を会得したみたいですね。召喚獣の名前さえ呼べば
力を貸してくれるはずです。
見事な戦いでしたね、サスケさん。」
しばらく歩くと光が見えた。
サスケは、やっと洞窟をでた。
久しぶりに、外の明かりを見た感じがした。
すがすがしい感じがした。