「茜、お前変わったな。」
ゴゥは私が男の子に声をかけられていたのと、痩せて自分のタイプに近づいていく姿を見て嫉妬していた。
もう新しい彼女がいるのに…
わたしはゴゥが嫉妬していることに気づいていたけど
「なんも変わってないけど…。急になにしたの?」
ってメールを返した。
ゴゥは私たちがよく声をかけられていることや遊んでいることを噂で聞いた。
それからゴゥたちのグループも同じ時間の電車に乗っていることが多くなった。
確実にゴゥは茜のことを気にしている。
わたしもゴゥの気持ちに気づいていた。
けど彼女がいるのに…
彼女が可愛そうだと思った。コロコロ気持ちの変わるゴゥにもガッカリした。
ゴゥとは運命の線はひとつで結ばれていなかった…。
私はすっかりふっきれて、新しい恋をしよぉ!と前向きになった。