KOKUBUN:side
朝学校に来ると一筋の涙を流して立ちすくんでるハチの姿があった。
不二の為に泣いてるの?
不二が好きなの?
「ハチっ。★おはよう!」
『国分先輩…おはようございます♪』
まだ…
まだ、駄目だ。
「今日は一緒に帰れるから!」
まだその気持に気付いちゃ駄目だ。
もう少し俺の暇潰しに付き合ってくれなきゃ…
ふと上を見上げると、ハチを見つめる不二がいた。