流夷の周りは血を流した人間でいっぱいだ。ただ村の中心で立ち尽くしている。「俺は一体・・・」その時だ。流夷の背後から強烈な殺気がきている。後ろを振り向くと何とそこには無邪気な笑顔をしている少年がいるではないか。「何者だ!?」流夷が叫ぶ。「ん?僕かい?僕は君を殺しに来た者だよっ!名前は言えないけどヨロシクね!」「何なんだこの餓鬼。なぜ俺を殺しにくる?ここの人間を殺ったからか?」すると突然少年の笑顔は消えた。「そんなんじゃないよ。君を殺す理由は・・・君が生きていることだよ。」少年の口元だけがにやつく。少年はナイフも手に持ち、フッと消えた。「どこに行った!?」グサッ!流夷の首を貫いた。