きな『さてとっ。これからどうする？』
不死鳥『取りあえず恵理也のバイト先知ってたら教えてくれないか？』
沙兎耶『きなはどうするの？』
きな『バイト先教えて連れていくよ、明日からはまた、畑仕事！それが生きがいだから。鬼に荒らされた畑だし。珍しくて未来は、ブランド農家と呼ばれるかもね。それが今の自分に出来る事。』
沙兎耶『うん・・・・そうこなきゃ、また襟掴んで持ち上げて男だろ！って言おうと思ってたよ。。よし！鳥ちゃん行くよ恵理也を仲間にするんだ！』
わたしは少しだけ寂しかった・・・・ほんの少しの時間だけど、命掛けの闘いをした仲間との別れが近づき、それがこんなにも辛いのかと・・・・痛感した
東京都の夜の繁華街。誘惑漂うネオンの中に、恵理也のバイト先はあった・・・。わたしはなぜか、大人びた服を着せられ、メイクもきなの指示でしていた。
沙兎耶『偶然だね。この辺は私の家から近いんだ。何度も通ってる道。』
きな『あいつも田舎からわざわざ電車でくるんだよ。結構、高級な店・・・・あっ恵理也が高校生ってのは内緒だよ。』
沙兎耶『私も女子高生だけど』
きな『まぁ今日は大人な感じだし、平気』
不死鳥は首をたてに二度うなづいた
ホスト『いらっしゃいませ。お客様』
沙兎耶『げっ！ホストクラブじゃん』
きな『今日はこの子に楽しい時間を与えてくれ。指名はエリヤで。』
不死鳥は透明になり店に入った。
沙兎耶『入るのは初めて。何この高級な感じは、つか、きな以外と遊び人？』
きな『昔は親に反発してな、実は恵理也に見られてしぶしぶ紹介したんだよ。この店』 沙兎耶『なに？ここでバイトしてたの？』 きな『うっうん』
支配人『いらっしゃいませ。エリヤのほうが少しばかり席を外してますんで、当店ナンバーワンの優妃さん失礼しますが宜しいですか』
優妃『どうもすみません。あなたのお時間少しばかり、頂いても宜しいでしょうか。』
沙兎耶『はっはぃ・・・・』
わたしは緊張してしまい、なかなか顔を上げる事が出来なかった・・・・
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