白虎『ガルルルル!!』
警察『ひっ怯むな撃て撃て!!』
ダダダダッ ダダダダッ
銃弾が散乱し、街は大パニックだ!!
白虎は近くにあったビルの大きな蟹の脚をへし折り、隣のビルからまた、隣へと移り、警察をあざ笑うかのように、そして俊敏で華麗に飛び出し上がった。
『あ〜・・・・かに道楽の蟹が落ちたぞ』
クルー『クマさん。まずいぞ、あの神獣このままだと俺達と接触しちまうぞ』
シマクマ『ああ・・・確かに、俺は女は苦手だ。逃げるか?』
クルー『クマさん相変わらず人見知りで・・・・』
シマクマ『ああ。いまだにたこ焼きすら満足に買えないからな・・・・話すのが恥ずかしいから!行くぞ!』
海結『ねぇミーナ!違う違う!!九州方面に行きたいの!』
白虎『ミーナとはなんだ?』
海結『うんアナタの名前。やっぱりペットは名前つけなきゃだし、とにかく九州方面お願いね』
白虎ミーナ『悪いが九州はまだまだ先になりそうだな!とにかく、今は四神朱雀の捕獲が先決だ!』
海結『って何処にいるの?』 白虎ミーナ『風水では本来南だが、恐らく朱雀には邪が取り繕いているだろう!!不思議な事に名のある海賊共も中心へ向かう!ならば私達も中心へ向かう。東京だ!』
海結『えっ東京こわヒ東京こわヒ・・・・ウルウル』
シマクマ『奴らもしつこいな。このままだと海賊船から離れすぎてしまうな』
クルー『どうします?この際だから、予言の地、東京へ向かいますか?』
シマクマ『走って行くのか?なぁ?そうなのか?』
クルー『まぁ・・・・・クマさんが女と話付けてくれれば逃げる必要もないかと。』
シマクマ『そうか!止まれ!』
キューッッ!!!
シマクマ『我はシマクマ海賊団リーダーシマクマだ!!!何故に我等を追いかけるかは知らないが、理由によってば容赦はしないぞ!』
海結『えっ』
白虎は海結を乗せスピードを上げ、シマクマ海賊団を通り過ぎ、東京へ向かった!!
盗賊達『おっあそこに居たぜ賞金首シマクマだ!』
盗賊達『ヒッヒヒ一生喰える金額だぜ皆のもの出てこい!』
腕利きの盗賊達は五百人にのぼり、シマクマ海賊団討伐に燃えていた。
シマクマ『やばっ逃げるか!!』
クルー『走るのって楽しいな!!』
シマクマ『ああ最高だなぁあ東京まで行くぞ』