サークルチェンジ #12

Hollow Man  2008-12-22投稿
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キュキュッキュキュッ



シューズが床を擦る音とともに相手チームが攻めてくる。

隼人は青山をピッタリとマーク。
相手チームのシュートミスを拾い、カウンター。


この作戦が功を奏し、前半は6対2、隼人の1組Aチームがリードして終える。

「青山をフリーにしなきゃこっちのもん!」

隼人はしてやったりの表情。

前半出場した隼人はメンバーチェンジのルールで後半は見学。

ところが、後半が始まっても青山はコートに立っている。どうやら欠席者が出たらしい。

自由になった青山はボールを素早くスティールすると、ドリブルでゴール下へ切れ込みダブルクラッチから得点。




「空中フェイントはいらねーだろ!」

試合に出られず歯痒い隼人。

隼人がヤキモキしながら戦況を見つめていると、すぐそばで女子たちが何やら話している。























「あのアシメの人うまくない?」


「あー青山君ね。私バスケ部だけどあれよりうまい男子フツーにいるよ〜」

「ふーん」

「あっ、でも青山君のお姉さん、桜華学院(名古屋にある高校女子バスケの名門)のレギュラーらしいよ。」


「それと青山君、実は…」




耳打ちで何かを伝える






























「へぇーどおりでラテンっぽい…」











隼人(青山って何者なんだ!?ホニャララの部分が気になる!)







ますます青山のことが隼人の頭から離れなくなっていく。





試合は10対8、1組Aチームが2点リードでいよいよ大詰めを迎えていた。



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