新しい恋のきっかけは友達のシホだった。
私とシホは中学は別の学校だった。
休みの日、シホと2人で遊んだときのことだった。
ファミレスでパフェを食べていたら、わたしたちの席に知らない男の子が近づいてきた。
「シホじゃん!久しぶり。」シホと同じ中学の友達、
巧斗(タクト)だった。
わたしはなんかドキドキした。
慌ててトイレに行ってメイクを直した。鏡に写る自分の顔は赤くなっていた。
すぐに席に戻った。
少しだけ話した。
けど…
いつも電車で声をかけられている感じとなんか違う。
うまく話せてない。
なんか変な感じ。
タクトはちょっと話したら友達のところに戻っていった。
シホが言った。
「茜いつもとキャラ違うよ。 顔…赤くなってる。」
茜…
「いつもと同じだし!」
って言ったけど…
シホ…
「茜、口の周り、チョコついてる!」
私、動揺してる。